本番のセットで稽古。

6/2は実際の舞台セットを組み立てて、衣装、道具も揃え本番さながらの稽古をしました。

実際の舞台セットで動くと、距離感やセットの大きさが想像と違い、出入りや動き方も考えなおしながら演技に落とし込む必要があります。
そして力みすぎて刀が折れてしまったり、カツラが取れるなどのハプニングも確認。
リハーサルで不安材料がわかることで本番を万全なものにしていけるわけですね。
私自身、抜けてしまうセリフがあり、抜けていること自体自覚していなかった始末。。

気づけてよかった。

毎回、思うのは遊幻空間さんは本当に細部までこだわりがあり、すべてが度を越えているんですよ。
普通だったら「無理だよね」となるものを「こっちのほうが面白いからやりましょう」って。

できるできないではなく「お客さんが楽しめるかどうか?」を基準にしているわけです。
※たとえば去年は暖炉まで作っていました。

だから、楽しめる作品であれば役者が足りなくても客演を呼び、道具も作れるものは作る。
直前まで演出を変えていける。
台本を読んでも想像できないセットも「0から1」を作れる人たちの集まりなんです。
だから、やれる範囲でやるじゃなくて、

”面白い物ならなんとかする”

という精神で毎年舞台を公演しているので、みなさんのスキルがすごい。
(なんでこの次元のものを考えられるんだろう。ていうかいつ寝ているんだろう)といつも頭によぎります。

今年は20周年記念公演なので舞台がすごいのはもちろんアフターイベントもあり、より一層楽しめると思います。
そんなこだわりの詰まった舞台「センゴクプー」
ぜひ多くの人に見てほしいな。

来週末は本番。
稽古もあと数回。
そこに立てる喜びを感じつつ頑張りたいと思います。

中村(劇団バッカス)

劇団バッカス所属。 役作りや日々の感じたことを共有したいと思います。

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